狭小店舗専門の店舗デザイン特集記事
狭小店舗とは、15坪以下を目安とした面積のお店のことをいいます。
なぜなら、私たちは15坪を目安に内装工事費用の坪単価が高くなる傾向があると判明したからです。(実際に私たちが相見積もりしてデータを集計)
坪単価が高くなる理由は、面積が小さいことで職人の作業性が悪くなり普段より人手が必要になっているためです。また、面積が小さくても、工事日数はそこまで大きく変わりません。その為、
- 内装工事会社の経費
- 現場管理費
- 各種工事を行う職人の実際の経費
- 駐車場代
など、面積とは関係の無い経費が坪単価に影響を与えていました。
したがって、面積が小さくても工事金額は安くならず、坪単価だけで考えると15坪以上の広さにお店を作る方が安いケースもよくあります。
小さなお店の場合、内装のデザインにも注意を払う必要があります。
小さなお店は、お客さんから「狭い」「圧迫感がある」など、マイナスのイメージを持たれやすいです。そのため、お店を作る前にあなたのお客さんから「どう見られるべきなのか?」思考することが重要です。狭小面積という特殊な条件下では、あなたのお客さんの事をよく知り細部にまで気を配りデザインを行う能力が求められます。
その為、この特集記事では、小規模の面積にお店を開きたい方が面積が小さくても理想のお客さんから好まれる、行きたいと思われる価値のあるお店づくりについて解説します。
前提1:面積は小さい。でも、やることは変わらない
面積が小いさからといって、一般サイズのお店と経営内容が変わるわけではありません。変わることとすれば、面積が小さいのでワンオペで運営できます。
その為、狭小店舗の場合はスタッフを雇用しなくてもお店を運営することができます。
しかし、その程度の差です。
飲食店であれば仕入れは変わらないですし、美容室であれば薬剤の仕入れも必要です。狭小店舗だからといって初期投資額がものすごく安いわけでもありません。
店舗面積が小さいというだけです。
その為、一般サイズのお店を出す時と同じようにコンセプトや顧客の集客方法についてあなた独自の計画を練る必要があります。
しかし、残念ながら、多くの人が初期投資を抑えられるメリットにだけ目が向き、独自の戦略を練ることに力を入れていませんでした。
起こりうる未来の問題
「お店を開いたあと、どうやって集客するのですか?」
私は必ずこの質問をしています。
なぜかというと、誰を・何で・どうやって集客するのか?という戦略にそった一貫性のあるお店づくりを行う必要があるからです。
では、誰を・何で・どうやって集客するのか?という考えを出店前に思考していないとどうなるのか?
少し想像してみてください。
- オープンしてまもないのに口コミ評価が星3つを下回る
- 近隣に住んでいる人へビラを配るものの反応なし
- オープンしてから続けてきたSNSは誰からも反応がない
- 広告をだしてみたものの広告費程度の売上にしか繋がらない
- 友達の紹介や口コミで来てくれる人がいない
オープンした後、半年〜1年ぐらいでこの様な状況になっていたらどうでしょうか。
あなたが思い描いていた未来でしょうか?
きっと、想像していたのはもっと自分らしく働いている姿ではないでしょうか?
私たちはある作業をお店づくりの最初の段階から取り入れることにしました。その結果、頭のなかで漠然としていた潜在的なイメージを具体化することができ、店づくりに活かすことができました。
前提2:8坪や10坪といった狭小物件はどこで探せばいいのか?
狭小物件は一般的な不動産掲載情報サイトから見つけることができます。また、最近では、インスタグラムなどを使った狭小物件専門で情報発信している不動産会社もいます。
つまり、住宅を探す感覚でアットホームなどの一般サイトを使って探せます。
しかし、問題は探し方ではありません。
もっと重要で大きな問題があります。
大きな問題とは、「提供価値との親和性」です。
つまり、間口(入口の広さ)・既存設備の位置・建物の形・天井の高さ・壁と壁の距離など…
狭小物件は面積が小さい物件です。
その為、8坪や10坪といった小さなお店を開く場合は、間口(入口の広さ)・既存設備の位置・建物の形・天井の高さ・壁と壁の距離など…これらが内装のデザインやレイアウトに影響を与えるため、理想のお客さんに与える印象にも影響を及ぼします。
その結果、お客さんは自分にとって価値の無いお店だと思ってしまいます。
このことから、私たちは物件探しや物件選びの段階からお店づくりをお手伝いする事にしました。選んだその物件があなたの出店計画に適しているのか、あなたのお店について事前に戦略を一緒に構築しているからこそ、的確なアドバイスができています。
あなたは、物件を決める判断にだけ時間と労力を集中させる事ができます。
心配1:小さいお店だから圧迫感を感じさせてしまいお客さんに不快感を与えてしまいそう…どうすればいいのだろうか?
狭小店舗の場合、事前に狭小面積に対する対策を行なっていないと、面積が小さいことによる圧迫感・窮屈感・居心地の悪い印象をお客さんに与えてしまいます。
このことを避けるためにも、以下の要点を押さえた内装デザインが必要です。
- 狭さや圧迫感の改善よりも体験価値を高める内装にする
- 限りあるスペースを無駄にしない詳細設計
- 生活感を感じさせない様に収納の配置計画
- 動きやすいシンプルなスタッフ導線と顧客導線
この4つを押さえた設計デザインが求められます。
よくある事ですが、狭さや圧迫感を軽減することに注力してしまい、内装が提供価値と合わないお店があります。お金をかけて小さい面積を広く見せるよりも、基本を押さえた上で体験価値を高めることにお金をかけるべきです。
小さいお店とはいえ、ターゲット層のお客さんに価値を感じてもらい、行ってみたいと思われる魅力ある店づくりが求められます。
その為、小さな面積を有効活用できる工夫(アイディア)や経験が必要です。
まずは理想のお客さんと、提供できる価値について明確にすることから始めましょう。始めるタイミングは、物件を探し始める前です!
小さなお店でも魅力あるお店を作るには何から始めればいいのか?
物件が決まったあと、狭小面積のお店づくりはとても早く進みます。大切なことなのでもう一度いいますね。
面積が小さいため、物件が決まった後の流れは短期間でどんどん進みます。
一度進みだすと、あっという間に設計プランを決めなければなりません。そして、内装工事の見積もりを行い、相見積もりをして工事を着工します。そして、工事が完成します。
お店が完成すると、役所の検査を行い、営業許可署が発行されると開業となります。
この様に、物件が決まると計画や戦略を練るためにあなたが思考する為の時間を生み出すことが難しくなります。
私たちは、小さいお店を開くためのもっとも有効な進め方(テンプレート)を準備しております。
進め方はこちらです。
- 企画や戦略を練る
- コンセプトやターゲット層を決める
- 1、2と同時に物件を探し始める
- 物件契約と賃貸開始
- 設計デザインを練る
- 内装工事の見積もりをとる
- 相見積もりと価格交渉をおこなう
- 工事会社決定
- 工事着手
- 工事完了・検査
この10ステップが最適な進め方であり、基本のテンプレートです。
私たちこのテンプレートに沿って小さなお店づくりを進めます。
「狭い空間をどうすれば魅力あるお店にできるのか」と、真剣に問い続け、お客さんに価値のあるお店だと思われる店舗デザインを構築してきました。
それが、狭小店舗専門の店舗デザインです。
まとめ
面積が小さいお店は一般的な広さのお店をつくるより細部に目を向け、お客さんのことを考えたお店づくりが求められます。
重要なポイントについてまとめます。
- 戦略や企画を練る時間をつくる
- 潜在的な考えを言語化する
- 狭小物件を一人で選ばない
- 狭小物件の細部に注意する
- 余裕のあるスケジュールを計画
- そのためにテンプレートに沿った進め方をする
まずは、あなたのお客さんについて・提供する価値について一緒に考えてみませんか?あなたの独自の戦略を練るお手伝いをいたします。
毎月5名限定で「小さなお店を開く」無料相談会を行なっています。
無料で行っているのは5人だけですので、お早めにお申し込みください。また、お申し込みの段階ですでに定員だった場合は、キャンセル待ちと翌月の開催についてご案内いたします。
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